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歌詞のようなブログ

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ストライプの雨

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■ストライプの雨 道着姿のままであの頃 二人でよく海を見て たたずんでいたものさ あれから何年経ったろうか 浅き春 この砂浜で 先輩はくちをひらいた 結婚するんだ よろこんでくれよ 顔をほころばせて 先輩は写真を見せる 紋切り型のお祝いを言ったっきり 俺は 身じろぎひとつしない ああ なぜだろう やたら雨がしみる 矢のように 降りそそぐストライプの雨 なにを先輩にかさねてたのその女(ひと)に 思い出までも奪われ...

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あまい匂い

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■あまい匂い時おり図書館に寄る何か読みたくて古いインクと紙の混ざるあまい匂いを嗅ぎに特に本にはこだわらず拡大鏡を置いて読むイネス・デ・カストロとペドロを ぼくとあの娘に見立てたりして時の支配人 あなたに聞きたいぼくの愛は長らく貸し出し中の本いつかえってくる栞はさんで 投げだしたままあるぼくらの 本のストーリー装丁から こぼれおちて白紙さでもすべて余白に綴られている寝袋持って卒論缶づめになった机でチラ...

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クエスト中

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■クエスト中どうしたらこの局面乗り切れるクリアしたら次に行けるにさっぱりよ 私のどこが悪いのあなたと私 クエスト中マグカップの片方置いて 目も合わせずあなたはタンガリー・シャツのまま出てったオンラインのゲーム上の出来事ならこんな想いしなくて済んだのにお手並拝見 あなたと終了しないよう私 何キャラにだってなるわ 嫌われてもあなたを憎めないのだれが正しいジャッジをするのすべてをOFFにしても突発中あなたと...

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Cabin Sweet

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■Cabin Sweetあなたは来なかった列車は定時にうごき出したわかれは 首にくい込む真珠のネックレス氷河列車はいくまるで運河をわけてくように乗客は降りる駅の名前さえ知らない夜をわたる響きひとりたどれば今がまぼろし白馬車が曳(ひ)く柩(なきがら)が私であるようにCabin Sweet あなたには二度私は殺された恋におち ふるえた時とうらぎられたこの時あれ以上もう二度とは恋なんて出来なかったから私はあなたといたのよわか...

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ロザリオ

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■ロザリオガラス瓶の帆船が海へと行く日彼の人は帰ってゆく Into God's Eyes人生はつかの間のジョークなのさと親指たて わらう顔が わたしには見える死んだのじゃない 変化したんだそのくちぶりまでもが 聞こえてくる譜面(スコア)から音符が舞うMusicをこよなく愛した男(ひと)よ Bon Voyage想いは見えない でも話しかけている彼の人をそばに感じる Oh My Feelings世の出来事は インプロヴィゼーション束の間に響きあ...

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変態キングとリンゴの穴

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■変態キングとリンゴの穴ドレス・コード 顔パスで落ちあう彼と週末ごとにくり出した Discothèqueニュー・ヨーク模したビル 当時の彼のチンクェ・チェン横づけにしたあんな格好二度と出来ないねみんな若くてさびしかったBath Roomで愛しあったわ 脚のあいだにケチャップ垂らして変態キングとリンゴの穴 今も踊りつづける ご機嫌よう 黒服も家臣にもしたわたしのキングダムセレブリティ待遇だった Good Old Days誰にも似ていな...

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なやませたいの

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■なやませたいのこっち向かないでいつもみたいになれなれしくしないで今日は笑ってあげないあなたは同んなじテンションでわたしと距離縮めたいのねだからわざとハズしたい「次の電車が来るまで恋人でいましょ」なんてあなたに言ってみただけよ電車の待ち時間 退屈なんだもんなやませたいのなやんでるあいだは あなたもわたしに集中してくれるでしょだからわからなくなーれ 挙手をするように木の葉ひるがえる胸がざわざわ来てた...

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インセンス

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■インセンスけむりはVelvetの廊下 焚いたインセンスやがてマーブル模様をえがいて消えてゆく誰かが私たちを思い出してくれたら私たちは過ぎた恋を忘れていられるチャンスは貯金出来ないってあの時わかっていたのならやりなおすためにチャンスを使ったわ あなたは愛するには好きすぎてて私は好きになるには愛しすぎてたリップ・スティックが涙ぐむ Ahもし今もグラニーテイクス・ア・トリップがそこにあったらあなたと出かけたはず...

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白萩

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■白萩遠くのすそ野がながれだし なんだか今が遠のくようです降りつづく秋雨に こぼれる白萩をそっと見つめています白毫寺 どちらか片方の鈴が哀しく鳴りつづける じき逢魔が時もう終わっちゃったひとね 私ってそうね でもね まだすこし頑張らせてあなたからのさよなら 髪にもしみ込みますあなたが去ったと見せかけて私は私から去っていました降る雨は縦書きの便せん綴ることもなく白萩の白白毫寺 ことばをえらんでいるのに...

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姉の恋文

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■姉の恋文私書箱には 手紙が一通しまわれていたこんなかたちで はからずも姉の恋文にふれることは姉の本意ではなかったでしょう打ち明けないことが私の気持ち悟られないことが私の気持ち勝手に好きでいる私の気持ち片恋だからいい私の気持ち人生にくもりひとつもなくよく晴れた日にまるでほほえむように息絶えた姉のこと実は弟のわたしもよく知らないのですあまりに年が離れすぎててだけどこよなく花を愛したひとでした男の影は...

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