歌詞のようなブログ

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恋女

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■恋女

肩にはおるたびなぜか
吐息を脱ぎ散らかして
足元 涙千丈
絹の花 渦巻いて

あなたに逢う日はいつも
着物ひとつ決まらずに
姿見には映らない
気持ちが胸を絞る

昨夜あなたを失う夢をみました
だから余計にでもあなたを失いたくない
そんな気持ちで愛したいのです

最後に決めたのは
母のかたみの着物
人知れず母も恋していたのでしょう

網引きするたびにそう
貝がらばかり絡まる
裾を流してゆくたび
この夜もほろ酔う海に

千々に乱れてゆくのね
逢瀬のよすがに また
あなたに抱かれては ふと
涙ぐむ 小舟にゆられて

恋はしぐれか はたまたこころの糸か
婀娜(あだ)なすしぐさであなたをそっと待っています
いつも今夜っきりの恋と言って

父の名を知らない
私はそれゆえに
あなたの中に父を重ねたりして

降る雨は青い髪 
あなたを帰すとき 



おお無題

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