歌詞のようなブログ

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晴れバレ

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■晴れバレ

ガランとした空き倉庫のような
町を君とふたりで歩いてる
やけたトタン屋根が崩れそうな
あのあたり昭和の抜け殻だねぇ

排気ガスに煤(すす)けた歩道橋
ここを降りたらもうすぐだよ

店の名前は晴れバレ 今は駐車場に
塗りこめられた クリーニング屋 
軒先につかまる アイロンの湯気と揮発(きはつ)油の匂い
昔そこはよごれた作業着が吊るされ並んでた

工場が動いていた頃には
この町もまだ生きていたんだよ
人も機械も煙のようにね
働いてたあれもこれもひとこま

ふるさとを捨て部屋を越すたびごと
身の置き処に困っていた

店の名前は晴れバレ 今更戻っても
なにもないのサ こんなものサ
泣き笑いの人生 おれの帰り待ち逝った者たちよ
今もこころの目に見えるあの小さな店「晴れバレ」

廃墟は美しい 止まったままの
工場群の煙突たち
太陽がよじのぼる
ドブ鼠色に閉ざされた町は
錘(おもり)のような光を抱く

店の名前は晴れバレ 今君と歩くよ
しばらくこうして 風に吹かれて
何も話さぬがいい 不条理な人生についてふと思う 
きみと笑えばシャツに沁みる あの日とおなじ春蝉(せみ)しぐれ

排気ガスに煤(すす)けた歩道橋
ここを降りたらもうすぐだよ

店の名前は晴れバレ 今は駐車場に
塗りこめられた クリーニング屋 
軒先につかまる アイロンの湯気と揮発(きはつ)油の匂い
昔そこはよごれた作業着が吊るされ並んでた


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