歌詞のようなブログ

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夜伽(よとぎ)

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■夜伽(よとぎ)

社交辞令の挨拶を手に 
ただ頭を下げにきた
奴らとやっぱりもめて 
場をぶち壊しちまった

あいつと過ごす最後の夜
俺は夜伽(よとぎ)の席をぬけ
仏頂面のまんまで 
ふらり外へ出て行った

夜伽(よとぎ) 夜伽(よとぎ)
あいつはあんな
死に方をする男じゃないのさ 
夜伽(よとぎ) 夜伽(よとぎ)
会社で何か
何かが起きたにちがいないのさ

雨足強く さす傘もなく 
アルコールもすっかりと 
抜けてしらふになるほど
吐く息だけが凍った

全身ずぶ濡れで棒立ちの 
そんな俺にうしろから
お前は黙ったままで
傘をさしかけてくれた

夜伽(よとぎ) 夜伽(よとぎ)
くやしいじゃないか
あんなふうに言いくるめられてよ
夜伽(よとぎ) 夜伽(よとぎ)
あいつのどこに
生き急ぐよな理由(わけ)があったのか

思えば遠い夏 海をバックに
お前を 挟(はさ)み あいつと
俺は恋がたきだった
なつかしい思い出だよ

お前がさっさと別の男(やつ)と 
所帯作っちまったから
物の見事にあいつと
俺は同時に振られた

夜伽(よとぎ) 夜伽(よとぎ)
あの晩のんだよ
男は振られて男になると
夜伽(よとぎ) 夜伽(よとぎ)
あいつと一緒に
青春時代 にがさかみしめた

へッドライトがふと追いこしてゆく 
もつれるように歩いて  
おまえとたどり着いたのは 
うらびれた店の灯り

夜伽(よとぎ) 夜伽(よとぎ)
あいつを偲(しの)び 
酔えない酒をそう酌み交わそう
夜伽(よとぎ) 夜伽(よとぎ)
俺はおまえの
指輪のあとをふと見ぬふりする


E00S_3ii 夜伽

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