歌詞のようなブログ

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僕は戦争を始めてしまった

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■僕は戦争を始めてしまった

風のリュージュが 草を分けてゆく
それは新しい季節のはじまり
端末を持って パノラマを撮った
なだらかな丘には不思議な光が停まる 

飴(あめ)色の午後の想いは 
いくつも輪を描いてゆれる 

僕と老犬とリボンのようなきみが
囲むゆりかごに日ざしはゆらゆらとゆれて
赤ちゃんの巻き毛をそっと撫ぜながら
日がな1日カルテットを奏でている

家族を持ってみてはじめてわかること 
ささやかで平凡で無事にいられることが幸福だと
仕事で成功したら この丘でちゃんと式を挙げようと 
約束してキスした 僕が戦争を始める日までは

人が変わったように あの日から
僕は戦争をはじめてしまった
数字(ノルマ)のため? なら会社のため?  
いやそれは僕のプライドを満たすためだ   

Wi-hiのある場所では
家族すら目に入らなかった 

僕はトラップ・メール ライバルを出し抜いて
目的を遂げるためにはどんな手も使った
勝利もぎ取るたびに 僕の値段は跳ね上がる
そして約束の時刻 丘には風が過ぎるだけ

花々はささやき交わし 蜜蜂たちはダンス
平和に溢れてたって それを共有出来る人がいなけりゃ
もはやそれすら 平和と呼べないのかも知れないと
そのとききみがここに いない理由がすこしわかった



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