歌詞のようなブログ

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ミスター・アンカー・マン

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■ミスター・アンカー・マン

ジョークまじりにアンカーに返す
物腰はあくまで女性らしく
でも一度スクープに喰いついたら
離れない 彼女は らつ腕記者

速報が滑りこんできても
顔色ひとつ変えずに カメラに向かうのが
僕の仕事

今日もいいニュースがないねと言うのが
僕の締め言葉で 有り難くないあだ名はブルドッグだ

仕事にかこつけて 口説き 寝るようになった
恋人とは呼べなかったが
ベッドで見せる素顔は むしろ爪の先まで
かわいい女そのものだった 

仕事を縫い 本に目を通す
彼女の病気は La demenza precoce
夏休みの図書館は ひどく混んでて
涼しいのに 俺は悪い汗かく

今ならいくつも思い当たる点が
心当たりがあるよ 彼女から 
記憶がこぼれてゆく

権力をDisるぐらいの根性が
大事なのよ 俗物的であれという彼女だった

体調不良の名目で 極秘入院したけど
僕からも姿を消した
スタジオ入りする直前 本番前の僕に
上司が言った 自殺したと

番組では読まれることのない訃報 Ah

ただ見上げるしかない
ため息のような雨が降る
でも雨を恨んでも仕方ないわと
つぶやいたよこがおを思い出す

速報が滑りこんできても
顔色ひとつ変えずに カメラに向かうのが
僕の仕事

今日もいいニュースがないねと言うのが
僕の締め言葉で 有り難くないあだ名はブルドッグだ  



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