FC2ブログ

歌詞のようなブログ

MENU

晴れバレ

0

■晴れバレ

ガランとした空き倉庫のような
町を君とふたりで歩いてる
ぬけるよなあおぞらが降りそそぐ
まるで昭和のぬけがらのようさ

排気ガスに煤(すす)けた歩道橋
ここを降りたらもうすぐ着くよ

店の名前は晴れバレ 今は駐車場に
塗りこめられた クリーニング屋 
アイロンの湯気と揮発(きはつ)油の匂い
昔そこはキレイになった作業着が吊るされてた

工場が動いていた頃には
この町もまだ生きていたんだよ
人も機械も煙のようにね
働いてたあれもこれもひとこま

ふるさとがたまらく嫌だった
あれからこころは住所をもたず

店の名前は晴れバレ やっと愛せるひとを
連れて帰った ただそれだけ
求めていたのはこたえじゃなかった 
今もこころの目に見えるあの小さな店「晴れバレ」

閉鎖されたままの 工場群の煙突たち
太陽がよじのぼる
ドブ鼠色に閉ざされた町は
錘(おもり)のような光を抱く

店の名前は晴れバレ 今君と歩くよ
しばらくこうして 風に吹かれよう
人生 戯れ言がたのしいのよと 
きみと笑えばシャツに沁みる あの日とおなじ春蝉(せみ)しぐれ



RW95EU08.jpg

P1360007.jpg

SHARE

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。