FC2ブログ

歌詞のようなブログ

MENU

十月桜

0

■十月桜

思い出は誰にも塗りかえられない 
お前を傷つけたままで止まってる
季節を渡る鳥 渡り鳥と知らず
すぎてゆくのは自分なのだと知らず

もう若くないからいきがりはしない
ここにだけ咲く花に理由(わけ)があるように
お前が眠る場所におとずれたまで
すべてはつかの間にある映しかがみ

十月桜 残り少ない花びらが
空ゆくように 何かが終わる 

同じ場所に打ち上げられても 
同じ貝殻を握らない二人のように

この世で姿やかたちだけではなく
在るものがあると誰か知らないか
見えるものしか信じられなかったなら
信じるものがなくなるとは思わないか

暦や時計ひとがこさえたものさ
時は終わらない心の区切りだけ
いつかは通じる道ならばお前と
きっとあのとき歩くしかなかった

十月桜 病んだ女の美しさ
手が届かぬほど しずかに消えてゆく

触れるものしかわからなければ
大事なものは見えないとわからずにいたよ



prunus-incisa-praecox-1-1466x977.jpg

SHARE

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。