■星河
ひとは星河の流れ
時の傍(かたわ)らに寄り添い
しばし語らう
ひとは星河のしらべ
終世を誓い星のもと
いのちを育む
ほんのまばたきほどの瞬間(あいだ)
躰(からだ)にうかべる満天の星にゆれる
永久のひとと契りを交わすとき
愛はその身に燦然(さんぜん)と降る
ひとは星河のかけらを宿し
映し出すものに 拡(ひろ)がる
宇宙を見てる
見果てぬ夢に 思いを馳(は)せて
いつくしむ肌のぬくみに
宇宙をかわす
衆生(しゅうせい)はつかの間の姿
手のひらわけあう 永遠のときを知る
いのちが果ててすべてが消えても
愛は星河に在(あ)りうかぶ