クァルテット
0■クァルテット
男が3人に 女の私が1人
ただの同じマンションの住人から
同時進行の意味深なラヴァ―
でも草花みたいにひだまりに咲く
セキュリティあまくしても お互いに
立ち入り過ぎない そこが肝心よ
みだされてもいい 今のわたし好きよ
躰(からだ)だけなら 預けたりしない
こころだけなら 1人でいい
クァルテット 4人でひとつの組曲
クァルテット まわりまわる運命の糸
くすぐらないでよ それぞれの色が奏でる クァルテット
私の手許には いい絵札がないけれど
きっとあざやかにドボンしてみせるわ
拗ねてイジケてる男たち袖に
わたしを気前よく振る舞ってあげる
架空だからいいのよ 遊び心
解き放つだけよ いかがわしくしてよ
妖しくありたい すこしわるくなるの
言葉少ない カンヴァセーションね
かき混ぜるなら トリッキーに
クァルテット 決して口外しないこと
クァルテット 秘密だから美しい響き
誤解させたいわ 軽めのタッチが胸にくる クァルテット