Masterpiece
0■Masterpiece
市街地から少し離れた丘まで
ゆるりバスに乗ってゆくのだ
あたまのネジがゆるんでるのになぜか
口だけ達者なおいらたち
辛気臭い 古い団地群を追い越せば
もうじき見えてくる Holy Birds
おいらたちは神さまとの約束を
果たしてないから
まだ魔法は使えないし
出来損ないの心は
鳥が空を飛ぶように上手に愛することも出来ない
でもめげないんだ 下手な縦笛吹き鳴らし
身につかないフォークダンスに興じて
しろつめくさに寝転んで伸びをする
やってやろうって意気込みだけあって
まだ心にもふれられない
女の子たちはスカートの間で
会話するけど理解不能
交信する相手はやっぱりおまえだけさ
ありがと 相棒よ Low key
おいらたちは時と場所を持っていた
運命なんかじゃ
あるぞとやっぱり思う
おもちゃのチンパンジーじゃ
ないんだからこれからは ケンカもほどほどにしておこうね
でも嬉しいんだ こうして生きてられること
頑丈なたましいで修羅場を越える
おいらたちは自然の一部 Masterpiece
何が織り上がるのかまだわからない
我が人類のタピストリー
重要な絵柄は多分暗い糸で
織りなされる
湿気臭い 古い団地群を追い越せば
もうじき見えてくる Holy Birds
おいらたちは神さまとの約束を
果たしてないから
まだ魔法は使えないし
出来損ないの心は
鳥が空を飛ぶように上手に愛することも出来ない
でもめげないんだ 下手な縦笛吹き鳴らし
身につかないフォークダンスに興じて
しろつめくさに寝転んで伸びをする