Elisabetta
0■Elisabetta
ゴブラン織りの絨毯を転げて
愛しあった
水晶のよな 乳房が透けていた
その女は
父の愛人だった
Elisabetta
瞳は月のかがみ
Elisabetta
父が生きてるうちに Elisabetta
ひそかに通じてた
俺の子を宿した Elisabetta
ひとはいくつの 顔持っているのか
狂気がまざる
ワインの毒は ちょっとした企て
父は死んだよ
遺産で質素にくらす
Elisabetta
館の女あるじさ
Elisabetta
父は知ってかも知れない Elisabetta
肌の色がちがう
女が産んだ子は Elisabetta
はじめから Elisabetta
悪い女