うらがお
0■うらがお
きみは僕を見ていない
僕のゆがむうらがおを
街のノイズ遠退いて
ふたりどこにいるんだろ
会って好きって抱きあっても
きみと違ってゆくんだ
軋(きし)んでゆくんだ
わかってほしくないよ
僕はもう僕じゃない
こころを信じることさえ
忘れてるんだ
駅に向かう道すがら
ずっと僕は考えてた
ありきたりなきっかけで
失くすことにも慣れてく
かなしみに癒されてくよ
そばにいるほど遠いんだ
うすれてくんだ
ふたりは部品にかえる
もう何も望まない
自分に復讐するのさ
僕はうらがおで
変わらないよ そう言ってしまえる
きみは変わったよ
会って好きって抱きあっても
きみと違ってゆくんだ
軋(きし)んでくんだ
わかってほしくないよ
僕はもう僕じゃない
こころを信じることさえ
忘れてるんだ