チャリング・クロス街84番地
0■チャリング・クロス街84番地
時にこころは出かける
僕の愛しさがあるところ
君にも話しはしない
僕のかなしみがあるところ
なるべく難解な愛読書(ほん)を
読むことをきそいあった
彼女の瞳以上の
青を僕は知らなかった
君が知らないことで 僕は実は構成されてる
ふたりも
僕のひみつの住所は チャリング・クロス街84番地
あの頃の僕に会ったらよろしく言ってよ チャリング・クロス街84番地
もし乗馬クラブだったら
彼女とは挨拶だけ
場末のライヴ・ハウス
だから意気投合した
君とはとても長いけど
お互い知らないことが
あってもそれはそれだし
僕たちゆるぎはしない
愛がわからないと思わない人は
愛したことない人さ
僕はこっそり立ち寄る チャリング・クロス街84番地
僕はちっとも変わらない見た目は変わっても チャリング・クロス街84番地