■レター・マン
戦場にも青空がある
時に笑顔見せる人々
爆撃おさまれば子供らは
裸足であたりを駆け回る
野営病院に運ばれてくる
負傷者をカメラで押さえる
悲劇を切り取るのが仕事
私の相棒は車椅子になった
ふたつの目はカメラだ
しあわせのために授けられた
カメラがあるのになぜみんなそれを忘れてる
繁栄の中にも戦争はある
見捨てられた兵士はいずこへ
死ぬこと以上に生きることは
言うほど美しくはないさ
誰も正しくない世界にいるのなら
私も傍観者じゃいられない
私など失業すればいい
戦地にも季節ごとに花はゆれてる
ふたつの目はカメラだ
それは国ではなく ひととして
何を見るのかが大事だと私は言いたい
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