僕はコンスタンティノープル
0■僕はコンスタンティノープル
マキャベリストにレイシスト
ショービニストにイモラリスト
君をどんなになじっても
愛という意味にしかならない
ケンカにさえもならなかった
どうしてなんだと息巻いたって
この部屋はあれ以来もっと
君であふれかえっているのさ
ベッドのシーツのしわも
君を呼んでいるようで
僕はコンスタンティノープル
陥落したまま ここにいる
僕はコンスタンティノープル
愛が君の姿に変える 体温を与えぬまま No No No
いっしょにいる理由がない
理由なんてもとからないのさ
そういう僕に君は言った
根拠のないもの信じられないと
家具や調度品すべてに
君はまだ潜んでいるよ
なにもないソファーから ふと
君の香りがあまやかに立つ
破り捨てたい僕自身
君をどこかに見ている
僕はコンスタンティノープル
忘れることさえ まだ来ない
僕はコンスタンティノープル
愛が僕にないものとして また思い知らせに来る No No No
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