■いなほせ鳥
ちがう男のうでのなかにいても
こころはあなたにそれでも寄せる
ささやきかける 男の肌をぬけ
私はなおさら あなたを想う
そばにいないから なおさら
あなたがとても 恋しい
あなたが消えれば この星に
私はどこにもいないと同じこと
わたしの心は いなほせ鳥
いっそ男になれたらいいのにね
あなたと酒でも酌み交わせたわ
いろんな色と いろんなかざりに
染まるたびごと あなた求める
逆風がつよいほど
高く飛べるよと 鳥はいうよ
あなたにくるりと 振り向いて
心だけで生きる 私はそれを
飛ぶというのよ いなほせ鳥
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