Ice Rose
0■Ice Rose
あなたの精子と私の卵子
零下200℃で眠ってる
あんなに二人が 望んでたのは
子供じゃなくて 愛だったのね
複雑な思いが こみあげて 泣いたけど
Alone 共感出来うるものなくしたら
All Alone もうにべもないのよ
思い出の花びら 一枚剥(は)いで
紅茶に浮かべ 暗くなるまで わたしは Ice Rose
今は特定のひとはいらないの
こんな孤独さえ たのしいわ
家族のスケッチ 流れて今は
カギ編している 部屋を借りた
いつだって会えると 気さくにわかれたけど
Alone 自分が重く感じるときには
All Alone だからお茶を飲む
ゆびさきに陽ざしが遊ぶ こころの奥で
幾重もの瞼 かさなる中で わが子よ Ice Rose