御荷鉾の三束雨 (みかぼのさんぞくあめ)
0■御荷鉾の三束雨 (みかぼのさんぞくあめ)
純度の高い嘘でひとになった
本当は猫かも知れないのに
黒い尻尾を私はふむ
獣には違いないくせに みんな
いつまで高尚でいるつもりなの
正しさばかりを説くあなた
着物被(かぶ)せて かくれんぼ
いっそ朝まで かくれんぼ
そぼろ濡れて 雨足はやく
鬼のいぬ間に かくれんぼ
あなたが入れば かくれんぼ
あたしが出てく かくれんぼ
つめたい絹 うごめきゆれる
どちらが鬼か かくれんぼ
檀(まゆみ)の木の下で 火を掲げて
そちらの女(かた)もおんなじ夜露に
あなた想っておいででしょう
たとえその女(ひと)殺しても私えらばれんね
同じに赤くゆれる花だけど
あなたと私2人のこされた
世界であなたは初めて言う「きみを愛せない」
花の香りだけがしみる
「歌詞のようなブログ」
※タップして下さい。