氷かさねの恋
0■氷がさねの恋
薄れる水面にさかさまに
赤や黄色もかすれゆく頃
千丈寺湖のボートでふたり
瞳の光の環(わ)かわしあった
本当のことはなにひとつなかった
それでいいだろう
かなしみは捨ててゆけ 君のかなしみは
僕が引き取るから
未練なら捨ててゆけ 僕に捨ててゆけ
軽く軽くおわりにしよう 氷がさねの恋
声に出せない想いだけが
ふたりをここに取り残してく
まわりの音が遠のくほどに
ふたりしかいないのに側にいない
夕日あおげばどちらが泣いていても
影でわからない
涙など捨ててゆけ 君をしばるもの
僕に捨てておゆきよ
なさけなど捨ててゆけ 過ぎてゆくものに
何も何も残すものない 氷がさねの恋
ただのあそびには
愛が多すぎた
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