ポルカ・ナパヴァレー
0■ポルカ・ナパヴァレー
それは怒りの葡萄の房
くちに含んで
腐りかけは甘いぜって
お前としどけなく
光と影を泳ぐ
すべてが爛/ただ)れた粘膜
ポルカ・ナパヴァレー わずかな土地を買い
1本の白ワインが出来る
ポルカ・ナパヴァレー 送られてくる頃
お前はアトリエから 出てった
独占欲から突き止めた
お前はフラスコ画
憂うつだけが友になる
俺は何色だろう
墜ちてく日かげりの部屋
嫉妬さえもリビング・ジュエリー
ポルカ・ナパヴァレー ずる休みさせてよ
散々くるしんだのだから
ポルカ・ナパヴァレー 釈放されたいぜ
僕は独房にいる 自前の手錠で
ワインセラーで眠る ふたりのボトル
増えても 愛は もうティスティングすらしない
「歌詞のようなブログ」