朝からムーン
0■朝からムーン
朝陽に透けて ガウンがはためく
息がとまるほど 海はかがみ
若さのかたちに絶望するほど
あなたとのことが美しすぎたの
Through The Mirror Of Our Moon Shine
男は波の両手で
抱きしめるけど 深い海よ女は
お入りなさい Um Ha
朝と夜が呼び交わす世界よ
朝からムーン
足首の鈴が 鳴りやまないの
立てひざしたまま あなたを見つめる
男時間と女時間は違う
つかの間かさなっても 忘却は美徳よ
Through The Mirror Of Our Moon Shine
嫉妬してね もっと
綺麗になるから おなじ海流にいても
戯れなさい Um Ha
ふたりそっと 目配せをしながら
朝からムーン
※タップして下さい。 「
歌詞のようなブログ」
■Robot
ぼくはロボットになった
誰が何と言おうと
誰にも理解されない
そんなロボットになった
正解に言えば妻は
医学的には死んでる
かろうじて脳の一部が
かすかに生きて動いてる
あの昼下がり ぼくの運転する
車はセンター・ラインを越えた
世界が記号になった
ぼくだけが判読出来る
娘はどこに あれから
ぼくはロボットになった
ふたつのベッドが並ぶ
ぼくだけ蘇生してく
意識不明のまま妻と
ずっと会話したかった
悲しみに感謝している
愛あるロボットのまま
悲劇の中の光に
妻と娘と手をつないだ
ふいに片方 ぼくは目覚めて
今息を引き取る妻を見てる
ロボットが人間(ひと)になる時
せつない涙を知る
ロボットが人間(ひと)になる時
感情(きもち)が叫んでいた
「歌詞のようなブログ」
※タップして下さい。