Phat143
0■Phat143
島影は溶けだして
波音はくりかえす
靄(もや)るヌード ひとりで
わたしはよこたわる
5人のブルネットが
わたしの胸にいるけど
かかとつぶしたモカシン
汽船が浮かぶみたい
急にはしゃいでみせる午後の
ひざしは眠たげなトロンボーン
ここに来た 理由は云わない
あなた以外の
美しい男を思い浮かべるのよ
若い頃とは違うわ
浅瀬は透ける岩礁
しばしさまよわせる
孤独が今はすき
きれいなだけだったらきっと
あなたとはとっくに終わっていた
同じだけ 愛されたいの
わたしのことを
必要として くれないあなたが悪いわ
もうじきバーガンディーいろに
景色は染まる
ジンが胸をつらぬく
あなたとの時差を愛するわ
「歌詞のようなブログ」