Comme Vorrei
0■Comme Vorrei
昔 総武線がオレンジだった頃
君に会いに行くのは
ひどく遠い気がした
新宿だって西口と東口とで表情が違う
それなのに東京ははなやいで見えた
あの頃の僕が改札ですれ違う
流れたのは時でなく僕のほうだ
出来れば君に謝りたかった
僕と君はそばにいたのに
信じるべきは一番近くにいる人だったのに
ふざけていたよ
河の 面が増した 快速が通るたび
息を吸い込むように
鉄橋はふくらんだ
通りすぎてく わだかまる眼差しさえも トパアズにぼやけ
さよならの接点だけそこにあった
非情な星で生まれてきた僕らは
他愛もなく残酷なこと口にした
出来れば君に謝りたかった
景色をただめくっただけで
大人になった気がしていたけど堕落の虹を
抱いただけだった
「歌詞のようなブログ」