気化熱
0■気化熱
排気ガスよりも
薄い色で
ぼくらが話してるあいだ
手にふれられるものを
星と呼んで
まやかしに生かされていた
一眼レフで撮れない
見えないところにこそ
世界はあって
こうあるべき姿なんかない
ひとりぼっちの傷あとが
ただきみの手を求めていた
きみと溶けて 絶対零度の国から 夜に
いい人でいるのも
つかれていて
そんなの仕事でもなくて
生臭い音させる
痩せた心は
光沢あるファブリック
サッチモが流れてくる
不在通知にも
ぼくらはあふれかえってる
仮死してても半分気がふれて
正気にもどる ぼくはGrowing
きみの温度を嗅ぎとるため
ぼくはつめたく気化する この街のどこかで 会おう
「歌詞のようなブログ」
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