時雨 03,2021 0 ■時雨 手紙を出そう あのひとへご無事で居て下さい ご無事で居て下さい 廃線になった線路をジリリと噛みつくように太陽だけが走ってる夏はきらめきの中にあるというのにあたりには蝉の死骸ばかり降り積もるここまで来ても あのひとに会わずに帰るのです 会わずに帰るのです花々は水に弧を描きつかの間抱擁かわし いのちの光に流れてく夏はざわめきにそっと立つというのにあたりには蝉の脱け殻ばかりが転がるご無事で居て下さい ご無事で居て下さい 「歌詞のようなブログ」 ※タップして下さい。 SHARE