星空を散歩
0■星空を散歩
ご機嫌斜めの茎が伸びて
きみと登ってゆくと
手足がこんなに聳(そび)えて
見下ろす街
今日の夜練は絶不調で
新入りの僕なんか
シュートもさせてもらえなかった
私服に着がえたら きみは待ってくれてた
星空を散歩 散歩しよう
空を歩いてゆこう 風はくれぱすいろ
ふたりつながるマフラー
深呼吸のたび だんだん 星空を散歩
思いのほかそう 風がつよい
しっかりつかまってよ
絵本色だね うかぶ夜を
まわってゆく
人生は成績表じゃない
チャンスは貯金できない
夜空に両足入れて話しよう
詰め襟を外して 五分刈りのダンディさ
星空を散歩 散歩しよう
夜を伝っていこう
架空でいてくれるきみ いつもありがとう フワリ
きみをエスコート してゆく 星空を散歩
いつかきみがリアルの彼女になったら
あの工場の煙突から
コンペイトウみたいに
星くずはこぼれつづけるだろう
「歌詞のようなブログ」
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