■推理小説
けむりはVelvetの廊下 あなたの吸う煙草は
やがてマーブル模様を えがいて消えてゆく
誰かが僕たちのことを 思い出してくれたなら
僕たちは過ぎた恋を 忘れていられる
あなたは真犯人の振りで
不完全なカタワレは僕
僕たちは歳をとり過ぎたよ 時に乗りおくれた
あなたは結末を知っている 推理小説
恐怖の仮面ぬいでも トリックを見破れない
ふたり被害者でもあり 加害者足り得たよ
急にドミノが倒れてゆくよ
悪魔の分けまえはいくら
性器はなにを知ったのだろう あの熱はなにを
レシートのようにそっとおいた 推理小説
「歌詞のようなブログ」
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