雑踏
0■雑踏
流れてゆく人たちの中に 自分を見かけないか
乾いてゆくこころを時間に 素通りさせてないか
それは君だ まさに僕だ 雑踏の中に落としてった
靴音を拾うこともしない 過ぎてゆく言い訳だ
声よ届け 総(すべ)てはひとときにあると
愛よ歌え 君だけに想い伝われと
人は出会おうとして出会えないものだから
人は意味もなく出会うものだから
見落としそうな場所で
なつかしすぎる 僕たちはすでに出会っている
君もやがて見失って いく人たちに消えてゆくのか
さびしさのせいにするな 人皆な誰もさびしい
誰かをまず 救わなければ救われない
僕らきっと もう二度とすれ違わないと
ないがしろにしても人は人をやめられない
わけもなく振り向く瞳が美しいと
気づかない距離のまま
知らぬまま 僕たちはいつもひとりになっていた
流れてゆく人たちの中に 自分を見かけないか
薄れゆく街にいるはずの もうひとりを探している
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