夕霧
0■夕霧
まっしろきつばさは
鷺娘のゆびさきになる
一円玉を貯金箱に
あつめてる涙に似て
あなたに抱いているのは
独りよがりなこのときめき
かなしみは 淡い夕顔に
吸わせてしまいましょう
姿見に映す 化粧は素顔にながれ
さびしいなんて
想いにうらぎられている 夕霧
それらしいものを
私にも与えてほしい
すがるような気持ちだけが
本当になるから
きつく締める帯
たたみ転がる紙風船
私を夢にしてくれたら
あなたを夢みられる
愛するとあなたが言うそのまえに
言ってしまう
もう会わないと 言いかけ泣く 夕霧
手水鉢の月をうかべて
羽はとどろく らしゃめんと呼ばれても
姿見に映す 化粧は素顔にながれ
さびしいなんて
想いにうらぎられている 夕霧
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