■エボニーの部屋
夕日が倒れ込む部屋で
ふたりの影がのびる
ふたりの饗宴はつづく
天井が見下ろしている
ふたりのかくも長い不在
傾いて漂えば
沈黙は窓を灯し
きざむ頬 沈ませる
とびらは閉めるためにもある
鍵が多いほど不幸ね
宝石いろにつめたくなる
用事なくても電話した
とりとめなく話した
無邪気な日々にはもどれない
気づいてゆく記憶がある
あなたは悲しむ振りをして
わたしの代わりはいるのね
あなたはそっと部屋をでてく
肌を突き破る宝石
そしてジョゼフ・ヴァラキに
敬意を表して わたしは銃を撃つ
「歌詞のようなブログ」