ストライプの雨
0■ストライプの雨
結婚するんだ 写真を見てくれ
顔ほころばせ 先輩は話しつづける
そっぽ向いては 紋切り型の
お祝い言って 僕は身じろぎひとつしない
ふざけて誤魔化した 銅着姿の少年ふたりが
今もこの砂浜にいるようだ
ああ なぜだろう やたら雨がしみる
矢のように 降る ストライプの雨
兄や父よりも もっとおおきな
あこがれをそう 先輩に抱いてたよ
その女(ひと)にすべて思い出までも
盗られてしまう そんな気さえしてるのさ
何だかムカついて とんでもないこと口走りそう
いっそそのほうが気まずくなれる
ああ もやもやの せいで泣けてくるよ
先輩がみてる やたら 僕はしずんでく
ふざけて誤魔化した 銅着姿の少年ふたりが
今もこの砂浜にいるようだ
ああ 遠くなった 先輩がそこにいる
矢のように 降るよ ストライプの雨
「歌詞のようなブログ」