怒りの穂
1■怒りの穂
西新宿で拾った女に心当たりはない
行きずりってやつ なりゆきってやつ
後ろ暗いことがあるうちは自分を死守するからぼくは
当てずっぽうに 生きてみようと思うのさ
捨て鉢なうえに 天気にも見放された雨
女が笑うと怖い その先に目的がある
どんなに黄金色に見えても 空に
ぼくらは怒りの穂 ゆらす
消えた賑わいが明るい
沈む心までも明るい
カード決済する直前にカートから消した
ムズカシイ話は ナシ凸するだけ
ドブネズミのように愛してもみんなぼくをスルーするし
ヒキガエルのように矛盾を愛してる
気持ちなんてもんは もとから不純なモノですね
信じても欲の皮さ 行為は吸盤に吸い付く
貧しいたましいは 刈られてゆく 街に
ぼくらの怒りの穂 燃える
しどろもどろに働いても
汚染されて性根も腐る
漂白してあげるから 胎内に戻りなよ
ぼくらはふれる肌で怪我をする
死人からすれば
生きているオバケ
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