金色堂
0■金色堂
闇に沈んで身を潜めてた
ふたりはやがて死に浮かぶ
きみの横顔を照らすように
僕は最後のマッチを擦(す)る
何のいわれもない僕たちは
サイトで知りあった
すべての苦しみから解き放て
火はみるみる間に燃え広がる
自らを火にくべる
天まで焦がせ 僕らはもはや
感情を持たぬ
今際のときに聞いた音楽を
灰になっても覚えてる
はずみで生まれはずみで死ぬ
そんなふうには思わなかった
コンビニで買えるそんなもの
欲しかった訳じゃない
蛍光灯さえただ うるさくて
若いというそれだけで傷ついてた
なにもかも焼きつくせ
辺りに渦巻く 僕らは火の粉
震えて昇る
死にたいというほど生きたい
消えてくれてよかったと僕らは思われても
誰が美しいなどと言う
何のいわれもない僕たちは
サイトで知りあった
すべての苦しみから解き放て
火はみるみる間に燃え広がる
自らを火にくべる
天まで焦がせ 僕らはもはや
感情を持たぬ
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