ちょる節
0■ちょる節
お酒は手酌で飲めりゃいい
古傷にそっとしみりゃいい
あてないこころのままでいい
霧笛はぼんやり灯りゃいい
おとこは愛想のないがいい
好かれようなんてしなくていい
あいづちなんかはなくていい
わからぬはなしと言えばいい
方言のなつかしさに恋しただけ
すれ違う東京のひとごみに
言わないこころは 風の中
ああ これがあなたへのさよならさ
店にはかざりはなくていい
ひと気がなくてもそれがいい
しずかなことだけあればいい
すきまを料理がうめりゃいい
つめまでも痩せてしどけない
ひとりになれりゃそれでいい
誰にも遠慮がないがいい
女はかれても女がいい
この大通りの海は一見さんに
あいさつをただ配ってゆくだけ
言わない言わない さびしさは
ああ 誰に言ったって 消えやしない
わかっちょるっちゃ ぶちかなしくても
はあ 行くしかないっちゃ 泣いちょる
方言のなつかしさに恋しただけ
すれ違う東京のひとごみに
言わないこころは 風の中
ああ これがあなたへのさよならさ
「歌詞のようなブログ」 
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