耿耿(こうこう)
0■耿耿(こうこう)
青空だから 白い雲が
寄り添うのではなく
白い雲のとなりに
たまたま青空があった
そのようにして 僕は
きみと出会い
話しはじめていた
図書館にいる僕たちは
だいそれた夢菜となかった
人生は良く生きれば
長く生きたことになると
談話室で よく話したものさ
アーク窓に切り抜かれた
ふたりは未来に消極的ですらあった
ファスト・コーヒーのそのマズさが
やみつきになる
それが若さだよね
理屈ばかりで僕たちは
愛には無知であった
対抗心がゆえの うらはらな恋だったのか
あの感情(きもち)に類似語はない
言葉が追いつかないあんな気持ち
息をするのもおぼつかなかった
19歳の僕に言ってやりたい
小僧のままさ だから 僕もまだやれるね
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