恋文
0■恋文
嫌いなとこ 箇条書きにしても
それがまた 好きな理由になる
あの日あなたに 求愛されたのに
国分寺 月日やり過ごした
それは断りではない 愛しさゆえの迷い
女ってわかりずらいの じき逢魔が時
あなたを待たせ わたしも待った
「愛しています」そう手紙を
締めくくり
さよならと書かない
これは恋文です
粉雪舞って松の上にも白く
ひとりだけで 祝言を上げます
生きてるくぼみ あなたの体温を
なぜかとても 感じているのです
あなたをおもうために 借りていたこの部屋を
もうじきひきはらいましょう もっと寒い国へ
雨の糸は たての便せん
そのふところに 置く手紙は
出しはしない
これは最後に そう
つづる恋文です
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