眉月
0■眉月
きみが愛してた
それは僕じゃなかった
コンビニ前で駐車した
もうじき夜明けさ
翻(ひるがえ)る空はZenith Blue
きゅうくつな世界で 酸欠になりかけてた
僕のサイドシートに乗せていたのは
きみのかたちをした別人だった
あざ笑うような眉月
風に聳(そび)える
コンビナート追い越す
アクセルをただ踏みしめた
ごう音さえも
もつ聞こえやしないよ
中世のまじないなのように
薄っぺらな嘘を つきつづけて嘘より
まことしやかになった それっぽい恋
僕は昔の男にもなれない
まるで綺麗さ眉月
靴下 片方失くす習慣と
同じじゃないけど君を失くした
エンジンだけがまるで
生きてる音をさせてる
「歌詞のようなブログ」
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