エボニーの部屋
0■エボニーの部屋
正面より横顔のほうが
彼は正直だった
夕焼けが倒れこむ部屋で
ふたりの饗宴は続いてた
ふたりのかくも長い不在
今ごろ気づくなんて
とびらは閉めるためにもある
鍵が多いほど不幸ね
何もかも失くして愛しかないのに
ふたりには傷つけあう
愛がのこされた
用なくても電話しあえた
とりとめなく話した
無邪気な日々にはもどれない
けれど泣くなんて出来ない
キャンドルにかたむく宵闇にさそわれ
たまらなくなる悲しくなる
微笑みがある
彼は部屋を出る
ジョゼフ・ヴァラキに
敬意を表して わたしは銃を撃つ
「歌詞のようなブログ」
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