砂の灰皿
0■砂の灰皿
あといくつ失意の1,2,3
そっと息を止めて4,5,6
僕たちは雨ざらしの信号
話の振り出しにうんざりしてる
時がすべてを決めてしまう前に
いっそこわれてしまえばいい
ふたりの関係など
なにかの間違いにしたくて
順不同に
この世界はまた沈黙する
うっぷん晴らしのキスを
急かせる行き場のないこころ
ふたりの共感は
ちょっぴり別れに期待する
砂の灰皿 人は悪だ うそだ 猿芝居だ
一周まわったら7,8,9
ふたたび出会えるの10,11,12
僕たち以外のものみなすべて
本物だったらうまく終われそう
時がすべてさらっていかぬうちに
もうどうでもいいなんて なぜ
あなたは 言ってしまえる
綻(ほころ)びは裂け目になってゆくだけ
価値などない
苛立ちに憂き身をさらしてく
乗り過ごした終電よりも
この泥試合の成り行きを楽しみにする
ふたりが徒党を組むのは
瞳の奥の悪魔が
砂の灰皿 人は檻だ どうせ 放蕩(ほうとう)の果て
「歌詞のようなブログ」
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