案の定、このザマ
0■ナニやってんだか
一発 二発と 女に頬打たれて
倒れこんだチェア
なまじ愛を知ってるしぐさで
抱きあえば
プールに夏の微粒子
冷酷な目をしてくちづければ
心にバラのあざが咲くよ
愛に泳ぎ疲れて 朦朧(もうろう)とする
このサン・トロペには
もう二度と来ないということ
それがふたりの別れざま
Ah 案の定、このザマ
太陽にむけば 影がそう出来るのさ
はじまればいつか
必ず終わりが来る 光に
しずむ二人は
なんだか絶望する
可愛くてかなしいひとよ 欲しいもの言えよ
傷あとのパニエが 空をつつむ
バラのあざにきざまれ消える
白い布をかぶせた 家具見つめたあと
引きはらうこの家の
ドアマンに 会釈して出てく
そんなふたりの別れかた
Ah 案の定、このザマ
君は意地悪さ やさしすぎる
たちこめる君の髪に 午後がどこまでも白く
「歌詞のようなブログ」
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