サマー・アンサンブル
0■ひと夏の恋いくつまで
風が誘いかける
ロッキービーチ
海がブルー・アシードに
胸まで染めてゆく
サングラスをかけて
照れかくししても
きみを前にすれば そう
僕は手持ち無沙汰さ
長いきみの黒髪が
波にひろがって
綺麗だ
僕はまたきみという
海に抱かれにきたと言おう
何人かの女にあれから会ってたのに
きみひとりの笑顔しか見えない
こんなサマー・アンサンブル
インスタグラムをみせて
去年の画像
きみに見せたらそう
微笑んでは頷(うなず)く
以前(まえ)より綺麗?と
その聞き方が
とてもきみらしくて つい
ほほえましくなるよ
どこからきてどこに行くの
ここにいる理由も
わからず
眩しげに眉しかめ
潮騒に足を投げ出す
約束もしないのに 夏ごとにここで会う
きみのことを知りつくせないホリデー
ふたりサマー・アンサンブル
「歌詞のようなブログ」
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