金色堂
0■金色堂
やがて煌々と僕らを照らすのは
身を潜めてた闇の声だ
身体の中で響きわたる塔は
指先までも倒れ込ませる
きみの横顔を照らすように
僕は最後のマッチを擦(す)る
急ブレーキ踏めばスピンする
高速下にダイブしようか
みるみる間に火は広がる
その時仏の御心を知る
開かれた最後のドア 金色堂
血も涙もない そいつは僕たちさ
けがれ知らぬ怒り呑み込む
臨月のきみその子の父親は
そうだったのか 僕じゃないのか
蛍光灯のあかりさえも
いまいましくて立てつく
何度同じ場面再生した
ふたりはいつも 火薬の匂いがした
僕らの足下から火が上がる
苦しみの有り難さを思い知る
薬莢(やっきょう)転がる音 金色堂
死にたいというほど生きたい
消えてくれてよかった
吐き捨てる そうさ僕ら
きみの横顔を照らすように
僕は最後のマッチを擦(す)る
急ブレーキ踏めばスピンする
高速下にダイブしようか
みるみる間に火は広がる
その時仏の御心を知る
開かれた最後のドア 金色堂
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