マラカンダ
0■マラカンダ
四角い箱に男をしまい
色とりどりに想うけど
つゆとも気づかせたりはしない
あなたを部屋に招き入れる
さあ 夜の刺繍に 手を貸して
鋭角的に広がる
あなたの吐息が熱いわ
慈しむような憐れむまなざしで
つつみこむ 不埒な私よ
女の庭で男は迷う それが恋なの
マラカンダ マラカンダ 手に負えないわ
自堕落な炎に 焦がれて 天に舞う 紅マラカンダ
極彩色の宝石箱ね
まっ逆さまに堕ちる夢
誰かに手引きをさせたくなる
あなたを好きでも彼も好きだわ
そう 噴水があがる 人工美の街
たったひとつ咲かせるため
他の蕾は摘みなさい
たなびきながら この身のスカーフで
あなたを やさしく縛りたい
女から男は生まれてくる それが恋なの
マラカンダ マラカンダ 栄華な夢の
国のようだったと 果てても 私をたたえてね マラカンダ
「歌詞のようなブログ」
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