夜の寝覚(よわのねざめ)
0■夜の寝覚(よわのねざめ)
あなたの寝息を聞きながら
さえて眠れぬ もうひとりの私
冷蔵庫を細目に開けて
残りのワインしゃがんで飲む
私の気持ちがどこにあるのか
あなたは知らない
あなたにすれば
私と彼女は掛詞
私にすれば
「愛しい」は二重(ふたえ)の掛詞
激しく愛したあとしずかな夜に
あなたに手をかける チラッと思っただけよ
夜の寝覚(よわのねざめ)
夜咲く花は 朝にしぼむ
ため息も 飾りにする私
から笑いも 拍子抜けよ
豪華な日々にもう死にそう
愛しさ余りに憎くなるのを
あなたは知らない
あなたにすれば
別れと言わないは掛詞
私にすれば
浮き身と憂き身は掛詞
こころうらはらなまま ゆれる弥次郎兵衛
かんにんしてねあなた 白い花にむせぶ夜
夜の寝覚(よわのねざめ)
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