十七夜
0■十七夜
つくばね空木(うつぎ)の咲き揃う 立待月
さながら二月堂は
宇宙のようだね
あちら町から宵がきて
すべてを影絵にしてゆくばかり
誰の背中にもポっと灯がともってる
でも灯りは消える時がくる
あなたはかすかな万灯明か
漆黒の闇に 永久にうかぶ
去年一緒に来たあなたは
今年は里の過去帳に眠る
きっとあなたもそばで灯りを見ているよ
はやいね もう十七夜
誰のこころにもきっと灯りはともってる
灯りがきえたら またともす
あなたへの想いを言葉に尽くせない
言葉に出来たなら それは容易い
あなたに心から詫びる
今さらあなたの恩がしみてくる
きっとあなたもそばで雨の盆おどりを
みている もう十七夜
つくばね空木(うつぎ)の咲き揃う 立待月
さながら二月堂は
宇宙のようだね
あなたと 十七夜
目を閉じ 十七夜
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