身を知る雨
0■身を知る雨
仄白い空に浮かんだおんなの
長い髪が垂れてくるような雨
心に区切りなど 出来るかとあなたに
しらをきった以上 ひとり車旅
コンビニのレジ袋 サイドシートに投げて
ぺットボトルをぐいと飲みほして
ついさっきまで かなしみに浮かれてた
あなたと別れたら すべてが終わる気がしてた
わかりあえるために
すべて知ることがいいと思ってた ああ 身を知る雨
あなたがいつか部屋に忘れてった
ボクサー・ブリーフを履いて眠った
おとこはおとこで おんなはおんな
本当はどっちでもないとこがある
昼間の歓楽街 潮が引いたみたいね
眉じりをあげて前をにらむよ
見失ってはじめて 見える道がある
あなたと別れても わたしが死ぬわけじゃない
北帰行は歌だけ
うそでもわたしは西へと走るわ ああ 身を知る雨
「歌詞のようなブログ」
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