灯火の波
0■灯火のまち
遺書を書きました
一度か二度ぐらい
死んだことにして
なんとか生きます
浮かれていなけりゃ
やってられない
真似でもふりでも
愛さぬよりマシ
なりたかったね 花
なりたかったね 母
なりたかったね 港
なんだかホッとしました
その横顔みて安心しました
あなたとわかれてよかったんです
陽気なさよならも
翌朝忘れる
薄情さがそう
この街のおきて
細いカウンター
さかさまに映る
お酒の鏡で皆
何見てたでしょう
逢いたかったね 星
はぐれてきたね 愛
歌いたかったね 夢
おなじ砂浜にふたり
打ち上げられてもその手にはきっと
ちがう貝がらをにぎってたのです
「歌詞のようなブログ」
シャンソンランキング
※タップして下さい。
※タップして下さい。