挽歌(ばんか)
0
■挽歌(ばんか)
この指は 愛しさを 抱いてたか
くちびるは 想いびとの
名を呼んで 歌ったか
それはなんて かなしい
それはなんて 胸をやぶる
過去にくちをとざしている
たそがれのすがしさに
あすのこと なんにも わからない
だからみな 生きられる
でも知りたくなかったよあなた
わたしたちだけにそう
あるものがあるように
たとえどんな別れにでも
あるものがある きっと
想いから ひとはみな 生まれて
胸そめる 願いたち
伝えては 希望託(たく)す
気づいたらわたしたちに
ないものはない もしも
たとえ今が絶望でも
ないものはない きっと
つよくなろうとしなくていい おもうほど
よわくない 目をあげれば
木々のすきまに来ている
季節は挽歌(ばんか)くりかえす
いくたびも織りかえす
こみあげるすべてにすべてが
あるものがあるように
わたしたちだけにそう
あるものがあるように
「歌詞のようなブログ」
シャンソンランキング
※タップして下さい。