Funeral Vacation
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■Funeral Vacation
時計は手錠 はずして
うでのくさりからめるの
こころにペルソナ
かくすふたりの煙草がながれてゆく
口封じにキスして 私を見えなくする
あなたにバラのあざをつけるわ
揚羽蝶の羽の粉で
大袈裟に そう 笑ってみせるわ
くずれてゆく胸の砂丘をふたり
堰(せ)き止められない
そしてかべの絵はほんのすこしだけまた傾くわ
寝椅子に身を投げると
ヤシの葉が騒ぐの
ちょっとふれるぐらい 愛してみてよ
あなたの看守役ね Quem inferi tremunt
(クェム・インフェリ・トレムント)
男と女の化粧しばい
話してあげない 何も
生きること知りすぎた
擦り切れてく ろうそくのあかりに
自分の不在を知る
まだわかりたくないの
この空虚で耐え難い
不穏な 調和を
その存在が 耳に巻きつくわ
燃えさかる火にそっと投げて
偽りの愛を焚べるの もう
無垢な矢を放つ 太陽の系譜よ
泡だつパニエは 紫の波また波
いつかわかりあえたら
本気で泣けるわ
誰の真似でもなく 私たちでいられる
みじかいバカンスよ 一度だけ死ねるの
男と女の化粧しばい
「歌詞のようなブログ」
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